島の散歩


喜兵衛島

香川県 直島町にある
喜兵衛島
(きへいじま)。

面積0.16平方キロメートル、標高45メートル
無人島。
宇野港の東沖合に浮かび、屏風島すぐ東にあり、
屏風島から防波堤を通って歩いて行ける。
古くは『几帳島』という名前であったが、鈴木喜兵衛という人が
入植し、喜兵衛島と呼ばれるようになったという。
島は以前は、石の採石や養殖などで、
戦後まもなくは100人以上人が住んでいたという。
しかし、昭和30年をピークに人は現象、
昭和50年に無人化した。
喜兵衛島には喜兵衛島製塩遺跡がある。
島には4ヶ所の砂浜があるが、
それぞれの浜に師楽式とよばれる古墳時代の製塩土器が見つかっている。
製塩土器炉が5基以上、丘陵には日常生活の土器が見られ、
人々の居住場所があったようだ。6世紀〜7世紀の古墳も見られるという。
喜兵衛島遺跡は、
古墳時代における生産集団のあり方を理解できる貴重なものといわれている。




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