島の散歩


大島

徳島県 牟岐町にある
大島
(おおしま)。

面積1.7平方キロメートル、標高216.8メートル
(面積は面積計算ソフトで算出したおおよそ)
無人島。
牟岐漁港沖合に浮かぶ。
周囲には出羽島、小津島、津島などの島があり、群島を成している。
その中で一番大きなのが大島だ。
大きな島だが人を寄せ付けない島で、島の周りは急こう配な崖が多く
上陸できる浜は、奥湾に一か所しかないという。
大島は昔、風待ちの港として使用されていたこともあった。
1645年には番所が置かれ、海上警備の監視所の役割もした。
江戸時代末期の1846年、出羽島から3人が移住すると、
最大で23世帯にもなったという。
しかし、過酷な場所なのか、住みにくい場所なのか、
対岸の古牟岐に移住する人が増え、
明治30年には島番を除いて、全員が島を離れ、
島番も昭和33年に離島し、大島は無人化した。
近年、大島はダイバーの間で話題になっている。
大島の湾内で、クリスマスツリーのような珊瑚が見つかった。
海底23メートルからそびえたち、高さ9メートル、周囲30メートルの巨大なハマ珊瑚。
世界最大級で、1000年の歴史があるという。




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