

岡山県 岡山市にある
犬島
(いぬじま)。
面積0.54平方キロメートル、周囲3.6キロメートル、標高23メートル
人口48人(2015年4月現在)。
宝伝の漁港の沖合に浮かぶ。
犬島本島の他、犬ノ島、沖鼓島、地竹ノ子島、沖竹ノ子島と、
群島をなしている。
犬島の歴史は古い。
犬島本島(小山岬遺跡)や、地竹ノ子島(犬島貝塚)では、
旧石器時代の遺跡や貝塚が発見されている。
犬島貝塚では古墳時代の前方後円墳も見られるという。
当時の有力者のものと思われる。
平安時代中期には、枕草子にも犬島が書かれている。
海上の要所地であった犬島は、
奈良から平安、戦国時代には海賊の拠点だったばかりか、
犬島沖は瀬戸内で一番悪党の多い難所であったという。
戦国末期から江戸時代初期は、採石の島となり、大阪城の石材にもなった。
しかし、海賊で悪名高いのか、人の定着にはならず、無人化した。
そうして、1687、藩の指示で2名入植したのが始まりになる。
明治に入り、精錬所の歴史が始まっていく。
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