岡山県 倉敷市にある
上水島
(かみみずしま)。
面積0.36平方キロメートル、標高51.1メートル
無人島。
水島港、南沖合に浮かぶ。JFEスチールのすぐ目の前の沖合になる。
かつてはこの島に精錬所があった。
明治36年に、上水島に『鈴木精練所』が作られ、62戸の人たちが移住した。
大正二年には95人の従業員と、住人は286人を数えたという。
島には分校まであった。
しかし、第二次世界大戦前に工場を閉鎖。
わずかな住人だけ残っていたが、
終戦後に残っていた社員住宅を撤去し、無人化したという。
現在は、この島に精錬所跡、
住居跡、分校跡などの廃屋の景観が残る。
ただし、水島湾はどんどん埋め立てられてきており、
近い将来、陸繋島になって
再び人の動きが感じられる場所になるかもしれない。
尚、上水島は、1472年に大干ばつが発生し、雨乞いしたと記録があり、
古い昔にも人が住んでいた形跡も残っている。
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