島の散歩


苅藻島

和歌山 湯浅町にある
苅藻島
(かるもじま)。

面積0.011平方キロメートル、標高37.9メートル
無人島。
いくつかの岩の島からできている苅藻島は総称。
南側の大きい島を、南苅藻島といい、
北側の小さい島を、北苅藻島という。
赤茶けた岩肌が露呈していて、
島も点々としている形から、印象的な様相がある。
北苅藻島には50メートルにわたる洞窟があるという。

この島は、鎌倉時代のはじめ頃、
明恵上人が、弟子をつれて、修行をした島。
上人は後年、この島での修行を思い出し、島殿あてに、
恋文をだしたといわれている。
昭和8年には、明恵上人の研究者、奥田正造が、
島の頂上部に宝篋印塔とたてているという。
昭和49年、『明恵上人遺跡苅藻島』と、
和歌山県の史跡に指定されている。




次へ
島の選択へ戻る