和歌山県 すさみ町にある
天鳥島。
(あまどりじま)
面積0.004平方キロメートル
(面積は面積計算ソフトで算出したおおよそ)
無人島。
すさみの中央部、黒崎と名切崎の間の湾の中に浮かぶ島。
天鳥島の沖合側が一級の釣りの磯場になっている。
天鳥島には伝説がある。
その昔、三尾に色の黒い娘がいた。
その娘は何とか白い肌になりたいと、御崎の神に祈り続けたところ
夢枕に神は、娘に三週間水ごりをとるように勧めた。
娘は、お告げのとおり、海中に身をさらし、祈り続けたところ、
ある日、数千羽のウミネコの群れが飛んできて、
娘の上に真っ白な糞を落としていった。
娘の肌は、真っ白に変わったのだという。
それから、娘はより美しくなりたいという執念で、さらに祈り続けた、
しかし、娘の姿は次第に凝り固まって、ついに島になったのだという。
天鳥島は、変わりはてた娘の姿なのだとか。
天鳥島は、別名『弁天島』ともいう。
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