島の散歩


鯛島

和歌山県 串本町にある
鯛島
(たいじま)。

面積0.03平方キロメートル、標高39メートル
(面積は面積計算ソフトで算出したおおよそ)
無人島。
古座港の南約1.2キロメートル沖合に浮かぶ。
古座の沖合に浮かぶ九龍島の南西すぐ沖合にある。
岩肌が目立つ島で、
その名の通り、鯛の姿と似ており、鯛が岩になったとされる伝説がある。
その昔、鯛の子と蛇の子が毎日仲良く戯れ、いつしか恋心をいだくようになった。
しかし、しょせん鯛の子と蛇の子。
二人の恋は実ることなく、
鯛の子は沖へ、蛇は古座川の上流へ行くことになり、
恋しさはつのるばかりで、恋しさのあまり、鯛も蛇のもとうとう岩になった。
その岩が、鯛島と、古座川の河内島だという。
これを知った大黒様と弁天様が不憫に思い、
一年に一度、鯛と蛇をあわせるために、
漁師に鯛を船に乗せ、古座川を上らせ蛇にあわせてやることになった。
これが毎年7月に行われる河内祭りの起源だといわれている。




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