島の散歩


加島

兵庫県 姫路市にある
加島
(かしま)。

面積0.1平方キロメートル、標高56メートル
(面積は面積計算ソフトで算出したおおよそ)
無人島。
男鹿島の南沖合に浮かぶ。
加島の北部に大きな沼がある。

昭和のはじめ、谷崎潤一郎は、
播磨や家島の島々を舞台にした『乱菊物語』を発表した。
その中に、加島が描写され、
加島の大きな沼は、人食い沼と表現されている。

それは、商船を襲って殺した屍を、投げ込むのだという。
多くの人間を手っ取り早く地獄に追いやるのは
この沼へ放り込むのが一番便利だったのだという。




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