島の散歩


戸島

京都府 舞鶴市にある
戸島
(としま)。

面積0.26平方キロメートル、周囲2.7キロメートル、標高102.7メートル
無人島。
舞鶴港の中にあり、海上保安学校や海上自衛隊補給所などがある場所の、
北西数百メートル沖合に浮かぶ。
島内で約1500年前の土器が発見されており、
古墳時代には人が住んでいたことがわかる。
明治期には海軍施設として利用され、
昭和初期には大砲発射場なども設置されたという。
戦後は、民間に払い下げられたこともあったが、京都府が買い取り、
青少年の野外活動の場所として、昭和44年『京都府青少年の島』がオープンした。
島に多く生息するタヌキのイメージから、通称『ポンポコ島』とよばれた。
島内にはキャンプ場などの施設があった。
毎年夏になると、多くの子供達が自然体験学習が行われた。
ピーク時昭和54年には年間約14,000人の利用があったという。
しかし、設備も老朽化、平成19年には約2500人までに減少。
イノシシやアライグマが住むようになり、
糞の害、危険なこと、地下水汚染などがあること、財政難であることから、
2008年から、休島となった。




次へ
島の選択へ戻る