島の散歩


小島

三重県 志摩市にある
小島
(こじま)。

面積0.034平方キロメートル
(面積は面積計算ソフトで算出したおおよそ)
無人島。
志摩市志摩町和具地区の南東約2.5キロメートル沖合に浮かぶ。
すぐ近くには和具大島がある。
以前は灯台があり、職員が常駐していた時期がある。
小島は田布施田地区と和具地区の境にあり、
古くは領土争いの場所になった。
伝説では、布施田村と和具村人が船で競漕し、
早く着いたほうの土地ということになり、
競漕で、舟が着く直前に布施田村の滝田勘太夫が
草履を小島の浜へ投げ入れ、布施田村の領土になったという。
江戸時代には、1615年片田村の三蔵寺が仲裁に入り、
和具村の領地としたが、布施田村の人は納得せず、
布施田村の人が小島で漁をすることは黙認されていたという。
明治以降小島は国有地になり、現在に至る。
布施田地区では、現在も旧暦6月1日、『小島まつり』という神事が行われる。
志摩町布施田中の浜から、漁師と海女の代表が一隻の船に乗り、
小島神社の祠にアワビを供えてお参りするのだという。




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