静岡県 下田市にある
神子元島
(みこもとじま)。
面積0.14平方キロメートル、周囲4キロメートル、標高33メートル
無人島。
伊豆半島の南端、石廊崎の南東約10キロメートル沖合にあって、
静岡県では一番最も南に浮かぶ島。
島という名前がついていないものでは、神子元下に浮かぶカメ根が最南。
島の形成は、もともと伊豆半島の一部であったが、
周囲の沈下により島になったといわれる。
外観は、岩の根。
幕末1866年、日本が英、米、仏、蘭と結んだ条約によって建設されることになり、
明治3年に完成した神子元島灯台がある。
神子元島灯台は日本最古の灯台のひとつ。
非常に難工事だったとされ、多大な建設費を要したという。
点灯式には、三条実美、大久保利通、大隈重信が列挙したという。
神子元島には、神社の祠もあるという。
江戸時代、武将の小野忠明は、
神子元島から石廊崎まで泳いで渡ったという伝説をもつ。
周囲は海は魚影が濃く、世界的なダイビングスポットになっている。
マグロやカンパチなどの光物をはじめ、
ハンマーヘッドシャークの大群も見られるという。
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