福井県 小浜市にある
蒼島
(あおしま)。
面積0.008平方キロメートル、標高39メートル
無人島。
小浜湾の中央部やや南に浮かぶ。
蒼島は、『蒼島暖地性植物群落』があるといわれる。
昭和24年、植物学の本田正次博士がこの島を調査したところ、
この小さな島に、92種類の草木が自生し、
さらに40科77種にものぼる暖地性植物があったといい、
大変驚いたという。
九州を北限とされていた、ナタオレノの木なども巨木も見つかった。
蒼島の海岸は、暖流のうずまく若狭湾の海流の影響を受ける場所にあり、
暖地性の種子が暖流にのって
たどりついたのではないかといわれている。
|