島の散歩


聟島

東京都 小笠原村にある
聟島
(むこじま)。

面積2.57平方キロメートル、標高88.4メートル
無人島。
聟島列島にあり、父島から北約70キロメートルのところにある。
聟島列島では一番大きな島。
別名『ケータ―島』、『平島』ともいう。
明治14年に放牧が開始され、明治15年に
西岸の南浜で2人の定住が始まった。
明治32年には父島と聟島の南浜を結ぶ月1の定期航路が開かれた。
その後、明治38年には25人まで人口が増えたという。
牧畜の他、サトウキビで生計を立てていたという。
しかし、サトウキビの価格が暴落、離島者が増えて行った。
昭和19年の小笠原引揚げの時には数人の人たちが引揚げた。
現在も島内は生活の跡を残すという。
戦後は、野生化した野ヤギが繁殖し、
緑がなくなり赤土が流出し、被害が寛大となったが、
聟島、媒島、嫁島から1500頭も駆除された。
島の中央部は草原になっており、
コアホウドリ、クロアシアホウドリなどの希少な鳥類の繁殖地になっている。




次へ
島の選択へ戻る