東京都　小笠原村にある
南島
（みなみじま）。

面積0.34平方キロメートル、標高60メートル
無人島。
父島列島にあり、父島の南西端南崎の西約1キロメートル沖合に浮かぶ。
沈水カルスト地形が見られる島で、
2008年には国の天然記念物に指定された。
小笠原随一の観光名所であり、
扇池という碧い入江の中の海と、いわばのアーチが織り成す景観が美しい。
現在、個人でこの島に渡ることはできず、
東京都自然ガイドが同行するツアーでのみこの島に渡ることができる。
自然を守るために、一日100人以内という制限をもうけ、
11月から翌年2月については上陸禁止期間になっている。
港はなく、上陸できる鮫池という入江に入るには、
荒天で波が高いときは入れないため、上陸できる期間でも、
船が入れず、上陸できないこともある。
浜辺には1,000年以上前に絶滅したという、ヒロベソカタマイマイの半化石が多く残る。
このことは小笠原が世界遺産に登録される決めてのひとつにもなった。
浜辺はアオウミガメの産卵地となっている。
南島にはカツオドリも多く、カツオドリの営巣地になっている。