東京湾に浮かぶ人工島で、千葉県富津市に属する
第二海堡
(だいにかいほ)。 面積0.023平方キロメートル、周囲1キロメートル、標高13.1メートル
無人島。
日本の軍事強化のため、東京湾の要塞の海堡として1914年に完成した人工島。
先に第一海堡が建設され、第二海堡の完成の後には第三海堡が完成している。
第一海堡の西の約2.1キロメートルの海上に浮かぶ。
完成後は、砲台、水雷などを備えた世界最大級の、
海上軍事要塞だったという。
しかし、第二海堡と第三海堡は1923年の関東大震災により大破した。
その後は海軍が使用し、対空砲などが設置された。
しかし、第一海堡と同様に第二次世界大戦後、連合軍によって施設は爆破されている。
現在の海堡は灯台が設置されている。
2005年頃までは野島公園から1日3〜4便の定期船が出ていて、
自由に島に渡れたが、
浸食がすすんでいることから、定期船は停止され、島の上陸も禁止された。
また護岸が崩壊して、土砂が流出して東京湾の航路の妨げになることから、
護岸整備工事が行われ、
第一海堡とは対照的に、外観は近代的な様相をかもし出している。
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