島の散歩


寒風沢島

宮城県 塩釜市にある
寒風沢島。
(さぶさわじま)

面積1.45平方キロメートル、周囲13.5キロメートル、標高26メートル
人口161人(2015年10月現在)。
寒風沢島へは、塩釜市中心部のマリンゲート塩釜から出ている
連絡船に乗って、桂島、野々島を経由して、40分ほどで行くことができる。
松島湾の中にあって、
寒風沢島も、あの名勝『松島』の区域内にある島。
周囲は、多島美の景観で、集落前からは野々島の景観が立ちはだかる。

松島の中の、浦戸諸島の中でも一番大きな島。
集落の南は平地が多く、多くの水田が開けている。
たくさんの田んぼの中に、一直線の一本道がまっすぐ伸びている景観は、爽快だ。

寒風沢島の歴史は、
寒風沢港が、江戸時代の初めには海運の要衝となり、
江戸時代中期には、伊達藩の江戸廻米の港として栄えた。
そうして江戸時代の晩期には、
日本で初めての西洋艦『開成丸』が建造されている。
寒風沢島はその当時はたいへん栄え、当時の栄華を思わせる遺跡として、
浦戸の他の島にはない、史跡が多く見受けられる。




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