島の散歩


雄島

宮城県 松島町にある
雄島
(おしま)。
無人島。
陸伝いの島で、
『渡月橋』という小さな赤い橋を渡っていく。
古い時代から、霊場として扱われていた島で、
神聖な雰囲気が漂っている。
雄島には、火葬骨が埋葬される島であり、明治時代まで続いたという。
この島は、鎌倉時代、見仏上人という人が上陸し修行したという伝説も残る。
その後は、時代をまたいで全国から僧たちがやってきて、修行の場ともなった。
現在、雄島では、
50ほどの岩窟が残り、その中には塔婆や、石仏などが残っている。
建物は、座禅堂などがたっている。
見仏上人の再来といわれた、頼賢(らいけん)の碑も、島の南にある。
そうして、
江戸時代には雄島に芭蕉が訪れたという。
島内には奥の細道の碑がたっている。



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