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 岩手県 山田町にある
 大島
 (おおしま)。
 
 面積0.03平方キロメートル、周囲1キロメートル、標高42メートル
 無人島。
 山田湾、山田漁港沖合に浮かぶ。
 別名は『オランダ島』、『山田大島』。
 オランダ島の名前の由来は、
 1643年、山田湾にオランダ船ブレスケンス号が入港したことによる。
 この時期、
 十三世紀のマルコポーロの東方見聞録から、
 17世紀、西欧の国々は、こぞって黄金の国探す探検をしていた。
 1643年、オランダ船ブレスケンス号は、北海道、千島を航海したあと、
 水や食料が不足したため、三陸海岸の山田湾に入り、大島付近に停泊した。
 対岸の山田浦では大騒ぎになり、
 ブレスケンス号は商船であったが、砲銃を積み、
 乗組員数十名もおりそうそうたる装備と人数であったため
 代官所は、手前の小島で宴を催しおびき寄せ、船長ら10名を逮捕したという。
 船長ら10名は、その後、江戸に護送されたが、
 ブレスケンス号は避難目的であることがわかったため、
 解放され、大島で飲料水を調達し、帰国したという。
 
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