島の散歩


珊瑚島

岩手県 大船渡市にある
珊瑚島
(さんごじま)。

面積0.02平方キロメートル、周囲0.9キロメートル、標高25メートル
無人島。
大船渡湾、大海渡漁港沖合に浮かぶ。
大船渡湾は、陸中海岸国立公園の中にあり、
珊瑚島の他、琵琶島、水鶏島などが浮かぶ景勝地になっている。
その中でも珊瑚島は一番大きな島で、大船渡湾の中心部にある。
珊瑚島は南北に長く、もとは珊瑚が島を形成したもの。
南北に灯台もある。
珊瑚島は大正時代に、渋谷嘉助氏が旧大船渡村と旧赤崎村に公園として寄附した。
島内は、後藤新平氏(政治家)が『珊瑚島共同公園』と指定し、整備されていったという。
昭和18年には珊瑚島が国の名勝に指定された。
戦後まもなくは、テニスコートやプールなど行楽客で大変賑わったという。
潮干狩りで賑わう場所でもあった。
桟橋もあり、震災前には巡航船もでていた。
しかし、1960年(昭和35年)のチリ沖地震を境に島を訪れる人は激減し、
島内は荒れていった。
現在は巡航船は廃止され、島に自由に渡れなくなっている。




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