北海道 弟子屈町にある
カムイシュ島
(かむいしゅとう)。
面積0.0035平方キロメートル。
(面積は面積計算ソフトで算出したおおよそ)
無人島。
摩周湖に浮かぶ湖中島。
『カムイッシュ』とは『老婆の神』という意味。
カムイシュ島は、老婆が丸まった姿の様相をしているといわれている。
摩周湖にはその老婆の伝説がある。
その昔、コタンの村の首長の母であった老婆は、
隣村の首長に攻められ一族が皆殺しされてしまった。
老婆は、なんとか孫をつれ逃げ延びたが、
こともあろうに、途中で孫を見失ってしまった。
老婆は魔手湖にたどりついたが、
悲しみにまみれそのまま摩周湖の島になったのだという。
摩周湖はいまでも、雨や霧が多いのは、
老婆が訪ねてきてくれたのだと思って、
うれし泣きしているのだという。
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