北海道 根室市にある
モユルリ島
(もゆるりとう)。
面積0.3平方キロメートル、標高37メートル
無人島。 根室の昆布盛地区の沖合、3キロメートに浮かぶ。
ユルリ島と隣り合わせの島になる。
『モユルリ島』とはアイヌ語で、『ちいさなユルリ島』という意味。
ユルリ島に比べれば、面積は1/6〜1/7と、小さな島。
また『ユルリ』は、アイヌ語で『鵜』という意味がある。
名前の由来の通り、このユルリ島、モユルリ島同じく、
海鳥の宝庫で、エトピリカなどの貴重な絶滅危惧種をみることもできるという。
島の北側には、東から、カニ岩、二つ岩、カモ島が浮かぶ。
これらの島も、江戸時代(『山川地理取調図』より)は、
東から『エタシペモシリ』、『ホンシヨ』、『キナシユトマフ』という
名前になっており、今とは名前が違う。
環境保護のため、モユルリ島も、ユルリ島も市の許可なく人は入れない。
近年人間の活動にともない何故だかドブネズミ(害獣)が大量発生したという
その数は1960年から、最大で数十万匹まで繁殖したといい、
環境省などが駆除の一掃作戦を行い、2017年3月、
隣のユルリ島を含め、根絶宣言をしたという。
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